- 2社間・3社間それぞれの手数料相場(数字つき)
- 手数料を左右する5つの要因
- 見落としがちな隠れコスト(登記費用・印紙税)
- 手数料を実際に下げる4つの方法
- 悪徳業者の見分け方チェックリスト
「手数料が20%って、高すぎないか?」
初めてファクタリングの見積もりを受け取った経営者の多くが、そう感じます。手数料の幅は業者によって2%〜30%と開きがあり、「どの数字が適正なのか」判断基準がつかみにくいのが実情です。
この幅の大きさには理由があります。ファクタリングの手数料は銀行融資の「利息」とは性格が異なります。
売掛先の信用力・売掛金の金額・支払期日までの日数・契約形態など、複数の要因が組み合わさって決まります。同じ経営者でも、申し込む条件が違えば提示される手数料率は変わります。
この記事では、2社間・3社間それぞれの手数料相場と計算方法、手数料を動かす要因、実際にコストを下げるための具体策を整理します。業界の実態を踏まえた情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
ファクタリング手数料の相場
ファクタリングの手数料に法的な上限はなく、業者・条件によって大きく異なります。ただし、市場には一定の相場感があります。まずは契約形態別の目安を確認してください。
2社間は8〜18%が目安
2社間ファクタリングは、利用企業とファクタリング会社の2者間で完結する契約形態です。
売掛先(取引先)には通知せずに資金化できる反面、ファクタリング会社は売掛先の支払いを直接確認できません。 ファクタリング会社は売掛先の支払いを直接コントロールできないため、リスクが高く、その分手数料も高めに設定されます。
| 区分 | 手数料の目安 |
|---|---|
| 相場の中心 | 10〜15% |
| 一般的な範囲 | 8〜18% |
| 条件が厳しい場合 | 20〜30% |
「条件が厳しい場合」とは、売掛先の信用力が低い・支払期日まで日数が多い・初回利用・売掛金額が少額、といったケースです。これらが重なるほど手数料は上振れします。
3社間は2〜9%が目安
3社間ファクタリングは、利用企業・ファクタリング会社・売掛先の3者が関与します。
売掛先も契約に同意するため、ファクタリング会社は売掛先から直接支払いを受けられます。貸し倒れリスクが低い分、手数料も大幅に下がります。
| 区分 | 手数料の目安(3社間) |
|---|---|
| 相場の中心 | 3〜7% |
| 一般的な範囲 | 2〜9% |
| 売掛先が上場企業・官公庁(3社間) | 1〜3% |
売掛先が官公庁や大手上場企業の場合、3社間では1〜3%台での契約も珍しくありません。なお、この数値は3社間を前提とした目安です。 同じ売掛先でも2社間で申し込めば手数料は大きく上がります。
3社間を選ぶ際の注意点として、売掛先への通知が必要です。「ファクタリングを使っている」と知られることに抵抗がある場合は2社間を選ぶ経営者も多くいます。状況に応じて判断してください。
100万円で比較する計算例
具体的な数字で確認します。売掛金100万円をファクタリングした場合の手取り額です。
| 契約形態 | 手数料率 | 手数料額 | 手取り額 |
|---|---|---|---|
| 2社間 | 10% | 10万円 | 90万円 |
| 2社間 | 15% | 15万円 | 85万円 |
| 2社間 | 20% | 20万円 | 80万円 |
| 3社間 | 3% | 3万円 | 97万円 |
| 3社間 | 5% | 5万円 | 95万円 |
| 3社間 | 8% | 8万円 | 92万円 |
計算式はシンプルです。手数料額は「売掛金額 × 手数料率」で算出します。手取り額は「売掛金額 − 手数料額」です。
手数料10%は一見高く見えますが、銀行融資の「年利2〜3%」とは計算の軸が異なります。
支払期日が30日後の売掛金に10%の手数料を支払う場合、年換算すると実質年率は約120%になります。これは銀行融資より大幅に高いコストです。
ただし、ファクタリングは審査の速さ・担保不要という即時性が価値です。銀行融資が使えない状況でのつなぎ資金として使うか、コストを抑えたい場合は利用頻度を絞って使うか、目的に合った判断が必要です。

手数料を左右する5つの要因
手数料がなぜ業者によって・申し込むたびに変わるのか。理由は、手数料が「リスクの対価」だからです。 ファクタリング会社は「本当にこの売掛金が回収できるか」を審査し、リスクが高いほど手数料を高く設定します。
手数料を動かす主な5つの要因を整理します。
売掛先の信用力が最重要
手数料に最も大きく影響するのは、売掛先(取引先)の信用力です。
ファクタリング会社が恐れるのは「売掛先が倒産して支払われない」リスクです。売掛先が大企業・上場企業・官公庁であれば倒産リスクはほぼゼロに近く、手数料は下がります。
逆に、取引実績が浅い中小企業や支払い遅延の履歴がある先は、リスクが高いと判断されます。
| 売掛先の属性 | 手数料への影響 |
|---|---|
| 上場企業・大手企業 | 大幅に下がる |
| 中堅企業(安定している) | 標準的 |
| 中小企業・個人 | 上がりやすい |
| 過去に支払い遅延あり | 大幅に上がる |
たとえば、売掛金400万円のうち、大手出版社への売掛金300万円と、取引開始から3か月の中小企業への売掛金100万円を合わせて申し込むケースを考えます。
この場合、大手出版社分は3.5%前後、中小企業分は18%前後と審査結果に大きな差がつくことがあります。売掛先の違いが、これほどまでに手数料に反映されます。
金額・期日・契約形態の影響
売掛先の属性以外にも、以下の4つの要因が手数料を動かします。
| 要因 | 手数料への影響 | 理由 |
|---|---|---|
| 売掛金額が大きい | 下がりやすい | 大口案件は優遇される傾向がある |
| 支払期日まで短い | 下がりやすい | リスクを負う期間が短い |
| 支払期日まで長い | 上がりやすい | 長期間の貸し倒れリスクを負う |
| 2社間契約 | 高め(8〜18%) | 売掛先から直接回収できない |
| 3社間契約 | 低め(2〜9%) | 売掛先から直接回収できる |
支払期日まで60日の売掛金と、支払期日まで10日の売掛金では、同じ条件でも手数料率が数%変わることがあります。 複数の売掛金がある場合は、申し込む前に期日を確認しておくと有利に働きます。
継続利用で交渉できる余地
初回の手数料は高めに設定されることがほとんどです。ファクタリング会社にとって「初めての取引先はリスクが読みにくい」からです。
継続して利用すると、過去の入金実績が蓄積され、審査担当者も安心して低い手数料を提示しやすくなります。
2〜3回目の利用で「手数料を見直せないか」と打診するのは自然な流れです。明示的に交渉しないと下がらないケースが多いため、続けて使うつもりがあるなら一度確認してみてください。

手数料以外にかかる費用
手数料だけを比較して業者を選ぶと、思わぬコストが後から発生することがあります。特に3社間ファクタリングを利用する場合は、付随費用まで含めた総コストで業者を比較してください。
債権譲渡登記費用の実額
3社間ファクタリングでは、ファクタリング会社が「この売掛金を自分たちが買い取った」と公的に記録するために、債権譲渡登記を求めるケースがあります。
債権譲渡登記とは、「この売掛金はすでにファクタリング会社に譲渡済み」と法務局に登録する手続きです。 同じ売掛金を複数の業者に二重に譲渡する不正を防ぐための措置です。
| 費用項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| 登録免許税(5,000件以下) | 7,500円 |
| 司法書士報酬(目安) | 6〜8万円 |
| 合計 | 約7〜9万円 |
司法書士報酬は事務所や案件の複雑さによって変わります。実際の費用は契約前に書面で確認してください。
売掛金100万円に3%(3万円)の手数料で利用しようとしても、登記費用が7万円かかれば総コストは10万円(実質10%相当)になります。 契約前に「債権譲渡登記は必要か、費用はいくらか」を必ず確認してください。
印紙税・事務手数料の目安
紙で契約書を締結する場合、印紙税が発生します。ファクタリング契約書(債権譲渡契約書)は印紙税法上「第15号文書(債権譲渡または債務引受けに関する契約書)」に分類されます。
| 条件 | 印紙税額 |
|---|---|
| 取引金額1万円以上(紙の契約書) | 200円 |
| 電子契約(オンライン締結) | 不要 |
電子契約を選ぶと印紙税を節約できます。印紙税法は「紙の文書」を対象としているため、電子データで交わした契約書は課税対象外です。
総コストで業者を選ぶ視点
たとえば、2つの業者から以下の見積もりが届いたとします。
| 業者A | 業者B | |
|---|---|---|
| 手数料率 | 5% | 3% |
| 債権譲渡登記 | 不要 | 必須(目安7万円) |
売掛金100万円で試算した場合のコスト比較です。
| 業者A | 業者B | |
|---|---|---|
| 手数料額 | 5万円 | 3万円 |
| 登記費用 | 0円 | 7万円 |
| 合計コスト | 5万円 | 10万円 |
| 手取り額 | 95万円 | 90万円 |
手数料率の低い業者Bの方が、実質的な負担は2倍になっています。諸費用込みの合計額で比較する。手数料率だけを見ると足元をすくわれます。

2社間ファクタリングと3社間の違いを手数料・速度・通知要否・向いているケースで比較。どちらを選ぶか迷っている経営者向けに元FA社員が解説します。

ファクタリング手数料0.5%〜の業者13社を独自6軸(手数料幅・入金スピード・審査通過率・個人事業主対応・買取金額・おすすめ用途)で比較。元FA会社審査担当が手数料が実際に決まる仕組みと、最安値に近づける方法を解説。
手数料を下げる4つの方法
手数料は「提示された固定の数字」ではありません。相見積もり・売掛先の選定・業者選びの工夫で、コストを抑えることは可能です。
複数社から相見積もりを取る
最も手数料を引き下げやすいのは、複数のファクタリング会社に同時に見積もりを依頼することです。
1社だけに申し込むと、提示された手数料が「適正か高いか」の判断基準がありません。 3〜5社から相見積もりを取れば相場感がわかり、低い見積もりを交渉材料にして他社に価格を下げてもらうこともできます。
ただし、契約は必ず1社に絞ってください。同一の売掛金を複数のファクタリング会社に重複して譲渡すると、民事上のトラブルに発展し、損害賠償請求を受けるリスクがあります。
見積もりの段階にとどめ、契約は1社のみで進めてください。
信用力の高い売掛先を選ぶ
申し込む際に「どの売掛金を使うか」を選べる状況なら、信用力の高い取引先の売掛金を対象にすることで手数料を引き下げられます。
地元の中小企業との売掛金と、大手メーカーとの売掛金が両方ある場合、大手メーカーの売掛金でファクタリングを申し込む方が有利です。 支払期日まで残り日数が少ない売掛金を選ぶのも同様の効果があります。
オンライン型で審査を受ける
近年急増しているオンライン完結型のファクタリングは、対面型より手数料が2〜5%ほど低くなるケースが多いです。
対面型は営業担当者の訪問・書類の郵送・手作業の審査工程が発生しますが、オンライン型では審査から契約までがすべてシステム上で完結します。 コスト構造の違いが手数料に反映されます。
継続利用で実績を積み交渉する
利用実績を積んだ上で担当者に直接交渉することが有効です。3回目・5回目の利用時に「前回より手数料を下げてほしい」と伝えるだけで動くことがあります。 実績を示した上で打診すれば、担当者も社内で動きやすくなります。
正規のファクタリングは「債権譲渡契約」です。契約書に「金銭消費貸借契約」「準消費貸借」と書かれていた場合、それはファクタリングではなく貸付です。
署名前に必ず契約書の表題を確認してください。金融庁もこの点を明示して注意喚起しています。

悪徳業者を見分ける3つのサイン
ファクタリングは法的な手数料上限がないため、悪質な業者が紛れ込んでいるのも事実です。特に資金繰りが逼迫しているとき、判断が鈍くなります。 以下のサインが出たら、契約を即座に止めてください。
① 契約書を提示しない、または内容の確認を急がせる
正規の業者は書面で契約内容を提示します。「急ぎだから口頭で」「後で送る」という業者は危険です。必ず契約前に書面を受け取り、内容を確認してください。
② 手数料が著しく高い(30%超)
市場相場を大幅に超える手数料は、公序良俗違反(民法第90条)として無効と判断される可能性があります。
手数料30%を超える提示が出た場合は、他社への相見積もりを取ってください。
③ 売掛先への通知なしに「保証契約」を求める
「ファクタリング」と称して実際には貸付に近い仕組みを提示してくる業者がいます。売掛金の売買ではなく「保証金」「担保」を求めてくる場合は、貸金業法上の違法業者である可能性があります。
不審な点があれば、契約前に金融庁の相談窓口や弁護士に確認することをお勧めします。
判例から見る手数料の妥当性
2023年2月の最高裁決定(令和5年2月20日第三小法廷決定)が重要な判例です。この決定では、給与ファクタリングが貸金業法2条1項及び出資法5条3項にいう「貸付け」に当たると判断されました。
この決定で重視されたのは、給与債権は労働基準法24条の直接払い原則により、結局利用者が自ら回収して業者に支払う構造にならざるを得ないという点です。形式上「売買」であっても、経済的実質が貸付けと同じであれば貸金業法の規制対象になります。
この判決は企業間ファクタリングに直接適用されるものではありません。しかし「償還請求権がある」「利用者自身が回収して支払う」といった構造を持つ契約は、裁判所から貸付けと認定されるリスクがあります。契約書の内容は必ず確認してください。
「高すぎる」手数料の判断基準
法的な上限がない以上、「何%を超えたら警戒すべきか」を知っておく必要があります。
- 2社間ファクタリング:20%を超えたら警戒。25%以上は悪質業者の可能性が高い
- 3社間ファクタリング:10%を超えたら高すぎる。再見積もりを依頼すべきです
- 診療報酬・介護報酬ファクタリング:月3%を超えたら異常。相場は月0.2〜2%です
また、ファクタリングの手数料を実質年率で換算すると高い水準になります。毎月1回・手数料率5%で利用した場合、単純計算で年60%相当です。銀行の手形割引は年1.5〜3.5%、でんさい割引は年1.0〜3.0%が一般的です。銀行融資が利用可能であれば圧倒的にコストが低いため、ファクタリングは緊急時の短期利用に留め、資金繰りが安定したら切り替えを検討してください。
見積書を受け取ったら確認すべき5項目
振込額(手取り額)は明示されているか
手数料率だけでなく、最終的に口座に振り込まれる金額が明記されているか確認します。手数料率と手取り額の両方が記載されていない見積書は、追加費用が後から請求される可能性があります。
隠れコスト(登記費用・事務手数料・出張費等)はすべて記載されているか
「別途費用が発生する場合があります」という文言は要注意です。すべての費用を事前に明示するよう求めてください。
償還請求権の有無を確認する
「買戻し義務」「保証」「担保提供」という文言があれば、リコース型です。貸金業登録のない業者が提供している場合は違法(偽装ファクタリング)の可能性があります。
会社の所在地・代表者名が記載されているか
所在地が不明確、代表者名が記載されていない業者との契約は避けてください。法人登記の確認も有効です。
手数料率が業界相場の範囲内か
2社間8〜18%、3社間2〜9%の範囲を大幅に超えている場合は再考が必要です。複数社の見積もりを比較した上で判断してください。
計算シミュレーション表
売掛金額面と手数料率の組み合わせごとの手取り額を一覧で確認できます。自社の条件に近いパターンを当てはめて目安にしてください。
※以下の表は手数料のみの概算です。実際の手取り額は事務手数料・登記費用等を差し引いた金額になります。
| 額面 \ 手数料率 | 3% | 5% | 8% | 10% | 15% | 18% | 20% |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 100万円 | 97万 | 95万 | 92万 | 90万 | 85万 | 82万 | 80万 |
| 300万円 | 291万 | 285万 | 276万 | 270万 | 255万 | 246万 | 240万 |
| 500万円 | 485万 | 475万 | 460万 | 450万 | 425万 | 410万 | 400万 |
| 700万円 | 679万 | 665万 | 644万 | 630万 | 595万 | 574万 | 560万 |
| 1,000万円 | 970万 | 950万 | 920万 | 900万 | 850万 | 820万 | 800万 |
ファクタリング手数料に関するよくある質問
よく寄せられる質問と回答をまとめました。
Q1. ファクタリングの手数料に消費税はかかりますか?
ファクタリングの買取手数料は消費税が非課税です。ファクタリングは金銭債権の譲渡に該当し、消費税法別表第一および消費税法施行令第10条第3項第8号(金銭債権の譲渡)により非課税取引とされています。
ただし、事務手数料・振込手数料・司法書士報酬など、サービス対価として発生する付随費用には消費税がかかります。 見積書を受け取った際は、非課税項目と課税項目を分けて確認してください。
Q2. 手数料に法的な上限はありますか?
法的な上限はありません。ファクタリングは「債権の売買契約」であり金銭消費貸借契約(借入)ではないため、利息制限法や貸金業法の規制対象外です。
ただし、金融庁は「形式ではなく経済的実態で判断される」と明示しています。過度に高い手数料は公序良俗違反(民法第90条)として無効と判断される可能性もあります。
なお、給与ファクタリング(個人の給与を対象にしたもの)は「実質的な貸付け」と判断され、貸金業法が適用されます。 事業者向けファクタリングとはまったく異なる扱いになるため、混同しないようにしてください。
Q3. 手数料の仕訳・勘定科目はどう処理しますか?
買取型ファクタリングの手数料は「売上債権売却損」(営業外費用)として処理するのが一般的です。
売掛金100万円・手数料15%(15万円)・入金額85万円の場合の仕訳は以下になります。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 普通預金 | 850,000円 | 売掛金 | 1,000,000円 |
| 売上債権売却損 | 150,000円 |
手数料は消費税非課税取引のため、課税仕入れには計上しません。税務処理に不安がある場合は税理士に確認することをお勧めします。
Q4. 手数料は交渉で下げられますか?
可能です。継続利用の実績をもとに担当者へ直接打診することが有効です。複数社の見積もりを取得した上で「他社からこの金額の提示がある」と伝えることも有効な交渉材料になります。
初回利用では交渉の材料が少ないため、まず申し込んで実績を積んでから交渉に移るのが現実的な順序です。
Q5. 手数料が「1%〜」と書いてある業者は信頼できますか?
「1%〜」という表記は下限値のみを示したものです。実際の適用手数料は売掛先の信用力・支払サイト・金額・取引実績によって異なります。
同一業者でも案件によって1%〜20%の幅が出ることがあります。見積もりを取って「自分の案件ではいくらになるか」を必ず確認してください。表示の下限値だけで業者を選ばないでください。
Q6. 手数料と年利換算で比較すると、銀行融資よりはるかに高いのでは?
年利換算すると確かに高くなります。2社間の手数料15%を30日のファクタリングで年利換算すると約180%になります。
ただし、ファクタリングは「融資」ではなく「売掛金の売却」であり、返済義務がありません。短期の資金繰り改善という用途では、銀行融資の年利と単純比較できない面もあります。
コスト高であることは事実ですが、「銀行融資が通らない状況での現実的な選択肢」として判断してください。
Q7. 手数料の見積もりは無料でもらえますか?
正規のファクタリング業者では見積もりは無料です。見積もりに費用がかかる業者は論外です。
見積もりを取ることで申込・契約の義務は生じません。最低でも2〜3社に問い合わせて手数料を比較することが、コスト最小化の最も確実な方法です。
Q8. 同じ売掛金で何度も手数料を払う状況は問題ですか?
問題というより、毎月同一パターンでの利用は資金繰り悪化のサインです。ファクタリングは将来の売掛金を前倒しで現金化する仕組みのため、毎月使い続けると翌月の入金が常に減り続けます。
緊急時の一時的な利用として位置付け、根本的な資金調達(銀行融資の条件改善・売掛サイトの短縮交渉など)を並行して進めることをお勧めします。
まとめ|ファクタリング手数料の本質
この記事のポイントをおさらいします。
- 手数料の相場: 2社間は8〜18%、3社間は2〜9%が目安。売掛先が上場企業なら3社間で1〜3%も可能
- 最大の決定要因: 売掛先の信用力。申し込む売掛金の「相手先」が手数料を大きく動かす
- 隠れコストに注意: 3社間では債権譲渡登記費用(約7〜9万円の目安)が加わる場合がある。総コストで比較する
- 手数料を下げる方法: 複数社への相見積もり・信用力の高い売掛先を選ぶ・オンライン型の活用・継続利用後の交渉
- 悪徳業者への注意: 契約書を見せない・手数料30%超・保証金要求は危険サイン
- 税務・法律: 買取手数料は消費税非課税。利息制限法は適用されない。仕訳は「売上債権売却損」
次のステップとして、まずは複数のファクタリング会社に無料見積もりを依頼してください。実際の見積もりを3社以上並べて比較することが、コストを抑えるための最も確実な方法です。
ファクタリングの基本的な仕組みや種類については、ファクタリングとは?仕組み・手数料・選び方を解説もあわせてご覧ください。
おすすめ会社の比較・選び方については、ファクタリングおすすめ会社の選び方と比較ポイント7つを解説も参考にしてください。


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